白堊の翼 14日目
生徒派遣事業白堊の翼。今週はアクティビティが多く、生徒は体験の中から多くの学びを得ています。
本日も生徒から現地での活動の様子を報告いたします。
3/13日水曜日
正直、もうカナダに居れる時間が残り1週間をきったなんて信じられません。いや信じたくないです!時間が過ぎるのがより一層速くなっています。
Climate Change(気候変動)
気候変動はよく耳にする話題ですが、Renee先生の新たな視点からのレクチャーは、再度考えるきっかけになりました。
例えば、再生エネルギーは必ずしも善ではないこと。ソーラーパネル自体はリサイクルできなかったり、風力発電は飛行する野鳥に害をもたらしたりします。
そして、環境保全活動において、圧倒的カナダが日本より進んでいることはコンポストです。それは家庭からでる生ごみなどの有機物を堆肥に活用することです。カナダでは一家に一台コンポストがあります。
日本でもかつて一般的でしたが都市化が進むにつれ燃えるゴミでまとめて焼却するようになっていきました。日本には「もったいない」という素晴らしい文化があります。今こそその精神を環境保全のために発揮していくべきです。
Kayaking!
ほんとうに転覆して沈没して溺死しないかが心配でしたが、なんとか全員生還しました(筋肉痛ヤバそう)。
私と派遣生の智子さんペアは2回ぐらい座礁しましたが、とても楽しかったです。
そしてなんと、アザラシも見れました!
カヤッキングで疲れてお腹がすいたので、智子さんと何十年ぶりに感じるぐらい久々にラーメンを食べました。
なんだか美味しすぎてラーメンという食べ物の偉大さを心から実感しました。
新たな経験もできてお腹も心も満たされて充実した1日でした!間違いなくビッグな思い出です。
私の探究
私のテーマは多文化共生です。昨日、同じテーマの成美さんと、知り合いの日本人のアヤカさんとベトナム系カナダ人のVannyさんにお話を伺いました。2人とも大学を卒業されて、特にアヤカさんは博士号を取得しようとしている、知識も人生経験もとても豊富な方たちです。
多様性社会になることで誰が得をするのか?
まず、最初に投げかけられたのが、「多様性社会になることで誰が得をするのか?」という質問。
盲目的に日本は多様性がない、ダメだ変えなきゃ、という漠然とした目的でここまでやってきたと気付かされました。
正直その根本的な問いはグサッときました。もちろん海外から日本へ来た人達が過ごしやすくなります。
では、元々そこにいた日本人、地域の人にとっては???少数の日本人は外国人に偏見を持ち、外国人が増えることに対してよく思わないかもしれません。
外国人と日本人の「一生懸命働く基準」
また、企業のオーナーは不利益を被るかもしれません。なぜなら、外国人と日本人では「一生懸命働く基準」が違います。日本人にとっては、8時から残業込みで22時まで働く・バイト中はスマホ無し私語無し、しかしある外国人にとっては、8時から16時まで働くことがその基準かもしれません。日本人の極端に真面目な人間性で保たれた秩序が、外国人によって、効率や利益が損なわれたりすると考える人もいるようです。
多文化を受け入れる姿勢は、生活の様々な側面での新しいことを受け入れやすくする
しかし、興味深かったのが、お二方の意見は、「多文化社会は、お金の面でも人々の生活の面でも利益をもたらす」ことでした。LGBTQや多様な人種、文化を受け入れることは、観光業を盛んにしたり、企業自体のイメージを良くしたりします。そして1番大事なアイデアは、「多文化を受け入れる姿勢は、生活の様々な側面での新しいことを受け入れやすくする」ことです。
つまり、自分と違う文化を受け入れる経験をすると、少数派を理解しやすくなったり新しいアイデアを取り入れやすなったりするのです。確かにそれは学校や日常で日本人側にも得をもたらすといえそうです。
プレゼンまでの日が近づいてきました!これまで会った沢山の人の話をのコピペするのではなく、そこから自分のアイデアを生み出すことを強く意識していきたいです‼️