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白堊の翼 18日目

生徒派遣事業白堊の翼。現地で過ごす最後の休日です。
本日も生徒から現地での活動の様子を報告いたします。


3月17日(日)

白堊の翼も残り数日となって寂しい限りです…
ビクトリアは本当に素敵な街で、永住を検討してしまうほどです。
カナダでの最後の週末の様子をお伝えします🇨🇦
内容濃いめでいきます!

ホストファミリーとの日常

土曜日は猫と遊ぶことから始まりました。そのあと庭で飼っている鶏に餌をやりました。ホストファミリーは鶏をchickenと呼んでいます。チキンって🐓じゃなくて🍗じゃないんですかね?

「早くなでろ」の顔
庭のトランポリンでひなたぼっこする犬
庭には6羽鶏がいる

朝は家の裏にある大きな広場で、ホストファーザー、ホストシスターと犬の散歩をしました。
普段は高校の敷地で、休日は公園みたいに誰でも入れるようになっているそうです。サッカー、ホッケー、テニスなど、様々なスポーツ用のグラウンドがあって、カナダは土地があるなぁと実感しました。雲ひとつない青空が綺麗で、開放感が最高でした☀️

映画のワンシーンのような一枚
木のぼり頑張れ!
犬たちの邂逅

お散歩から帰ったあと、ホストファミリーの友人が個人経営しているというジムに行って、みんなで2時間ワークアウトしました。ジムでは日本に住んだことがあるというおじいさんに会って、「こんにちは!私は中野に住んでいました!」と自己紹介されました。60歳を過ぎているそうですが、ムキムキでかっこよかったです💪

子どもたちも各々ワークアウト
ジムの人がなぜか巨大テディベアをくれた

ビクトリアでお寿司(カリフォルニアロール)


帰りにFujiya という日本の食品専門店に寄って、みんなでお寿司(ほぼカリフォルニアロール)を買いました。ホストファミリーとお寿司を食べながら、日本では回転寿司と回らない高級な寿司屋があって、金持ちアピールをしたいときは「回らない寿司食べてきた!」と自慢するんだよと教えました。
ちなみに、カリフォルニアロールはバンクーバー発祥だそうです!

割り箸とわさび、ガリも貰えた
カナダでも大麦若葉発見!
きのこしか売ってなかった😱

St Patrick’s Day

日曜日は、白堊の翼メンバーの1人と、そのホストマザーと Downtownに行きました。ちょうど St Patrick’s Day だったため、露店がたくさん出ていてお祭りみたいでした!偶然先生とも出くわしました。
緑の服やアクセサリーに身を包んだ人がたくさんいました。子どもたちだけでなく、マダムの皆様も派手な緑のものを着ていてかわいかったです🍀

みんな緑
おしゃれなゲーセン

チャイナタウン

その後チャイナタウンにも行きました。私は横浜中華街に行ったことがなく、それよりも先に海外のチャイナタウンに来たのが変な気分でした。また、ちょうど金曜にアイスホッケーの試合を観戦したスケートリンクが Public Skatingとして開放されており、アイススケートを楽しみました⛸️

チャイナタウン🇨🇳
チャイナタウン名物?の細い路地裏

ホストペアレンツと山の上までドライブ

夕方は、私のホストペアレンツと3人で山の上までドライブし、頂上で早めのディナーをとりました。街や海が一望できる美しい場所でした。
景色を眺めながら一緒にご飯を食べていると、あと少ししか一緒に過ごせないという実感が胸に迫ってきて、ちょっと涙が出そうになりました。

この景色は泣ける

このように、内容ぎっしりの楽しい週末を過ごしました!

私の探究 環境保全


ここで、私の探究活動について書きます。
理数探究では、私たちのチームは米粉や小麦粉、コーンスターチなどのデンプンからバイオプラスチックを作っていました。
今回は海洋保全の取り組みが有名なビクトリアで、環境保全の視点をバイオプラスチックにより反映させることが目標でした。
まずはビクトリア大学の教授にお話を聞くことを計画していたのですが、最後まで上手くアポイントをとることができず、教授に会えずじまいでした。
そこで計画を変更し、ビクトリアでプラスチックがどのような利用をされているのかを見て、私たちのデンプンプラスチックの応用方法を考えることにしました。

ビクトリアにおけるプラスチックの利用方法

これについて、ビクトリアでは3色のゴミ箱に分けてゴミを回収するのですが、そのうち緑のゴミ箱は organicというもので、生ゴミなどの有機物を別で回収しているそうです。
これらは堆肥などに利用されるため、焼却処分されるよりも環境に良いと考えられます。

デンプンプラスチックをorganic用ごみ袋として利用できる?

この際、デンプンプラスチックは主成分が有機物で、実験より生分解性も確認されているため、organic用のゴミ袋として利用できるのではないかと思いました。デンプンプラスチックの袋に organicのゴミを入れて回収すれば、ゴミ袋ごと利用できるということです。
加えて、ビクトリアの港で海面に食品保存用の袋が浮いていたと友人から聞き、海に廃棄されてしまっても分解できれば海洋のプラスチック問題にも対応したものが作れると思いました。

海に浮いていたプラスチックの袋

白堊の翼の3週間がもうすぐ終わります。羽田空港の広さに驚いたのが昨日のことのようなのに、あっという間でした。もっとホストファミリーと一緒にいたい、ビクトリアの人の優しさに触れていたいというのが本音です😢

私の探究活動はあまりうまくいきませんでしたが、ホストファミリーやビクトリアの人々から本当に多くのことを学びました。

8日目の記事にも書いたのですが、優しさを表現することに積極的であること、それからお互いに気をつかい合うが干渉しすぎないことなど…。
私たちが人としてたくさん成長することに繋がる日々でした!白堊の翼に協力してくださった全ての方々に感謝です🙇🙇🙇