白堊の翼 最終日
生徒派遣事業白堊の翼。ホストファミリーともお別れをし、無事に岩手に戻ってきました。
本日も生徒から帰国の様子と3週間の総括をお届けいたします。
3月20日(水)〜3月21日(木)
ついに白堊の翼も最終日です。
ホストファミリーとお別れをして、バスとフェリーでバンクーバーに向かいました。三週間、本当の家族のように時間を共に過ごしたホストファミリーとの別れに、涙する生徒も。バンクーバー空港では最後の“カナダ“を楽しみました。機内では、各々自由に過ごし、機内食もいただきました。誕生日だった熊谷へのサプライズもありました。ありがとうございます。そして3月21日の18:30頃、無事に日本に到着することができました。
私の探究 観光
私の探究テーマは観光でした。昨年のニューヨークタイムズの記事の影響で外国人観光客が増加中の盛岡を、観光業で盛り上げて長く愛される街にしたい、と思ってこのテーマを選びました。
現地ではインタビューやフィールドワークを通し、ビクトリアと盛岡の違いやその地特有のものを見つけ、観光業の盛んなビクトリアから盛岡を盛り上げる為のヒントを貰いました。
ビクトリアの魅力 自然との距離
ビクトリアには多くの魅力がありますが、個人的に強く感じたのは自然との距離の近さです。地理的に海に囲まれ山も多いこともあり、自然公園やビーチが多く存在しています。また、ビクトリアでは特別な場所に行かなくても自然を身近に感じることができます。街路樹がほぼ全ての通りに並んでいたり、リスやシカなどの動物が住宅街に生息していたり。私は海岸沿いにホームステイしていたため、毎日美しい海と、桜と、動物たちを見ることができました。
盛岡と比べると、自然との距離感という面では圧倒的にビクトリアの方が近いと感じました。しかし、盛岡に流れる三本の川、遠くに見える岩手山と四季を感じられる景色も盛岡にしかない美しさです。
観光業で盛岡の自然を発信するとしたら、河川敷の散歩道を発信したいと思います。この体験は、ハイキングやカヤックで私たちがビクトリアの自然に触れたことと類似していて、観光客がその地の自然を間近で感じ、魅力が伝わると思いました。自分自身が観光客の視点で感じたこと考えたことを盛岡に持ち帰り、何ができるのかを考えていきたいです。
3週間の派遣を通して
これまでほとんど関わりがなかった10人が集まりスタートしたこの白堊の翼。準備の段階ではさまざまな方にお話をいただき、ビクトリアのことや姉妹都市のことについて学びました。
研修が始まり、新しい環境で楽しかったことも辛かったことも、成果を上げられたこともうまくいかなかったこともありました。しかし、この研修で行ったこと全てが、意味のあることでした。
この記事内で詳しく書ききることはできませんが、ホームステイから授業、アクティビティまで吸収できる点も多かったです。
また、この研修を通して、人に支えられて生きているのだと強く感じました。日本にもカナダにも、数えきれないほど多くの方が支えてくださったおかげで自分がいるのだとわかりました。研修においてはもちろん、非日常に身を置いて日常のありがたさも感じることができました。
今後も支えてくださる方々への感謝を忘れずに、得た学びを発信してこの研修を次に繋げていきます。
最後に、このような貴重な機会を与えてくださったことに対して、関係する全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました!