白堊の翼 10日目
生徒派遣事業白堊の翼。今日で全日程の半分を経過しました。
本日も生徒から現地での活動の様子を報告いたします。
3月9日(土)
もう10日もすぎてしまったのかと思う反面、内容が濃く、とても長く感じた10日間です。
ホストファミリーと過ごす時間
今日はホストファミリーと過ごす2回目の週末。先週よりもホストファミリーとの関係が深まり、たくさん交流できた人が多かったと思います。
私はいつも通り5時に目が覚め、5時半まで布団の中で粘りましたが眠りに落ちることができず、ホストシスターズからお願いされていた折り紙キューブを作りました。
自転車でCraigdarroch Castleへ
午前中は自転車に乗り、カフェで一休みしながらCraigdarroch Castle へ。このお城は19世紀後半に石炭採掘で財を成したロバート・ダンズミュアーのために建てられたそうです。お城の中にはたくさんの部屋があり、当時の様子が再現されていました。日本の家具や扇子も飾られてあり、驚きました。
ホストマザーとお寿司を食べました。
そのあとは、少し雨が降ってきたのでホストマザーが新しくできたお寿司屋さんに立ち寄ってくれました。メニューがとても豊富で迷いましたが、ビーガン対応のお寿司をいただいてみました。とてもおいしかったです。
午後は映画を見ました
午後は映画を見ました。子供向けのものでしたが、私が一番見入ってしまいました。
夕ご飯はpierogi
夕ご飯にホストファーザーがウクライナ料理のpierogiを作ってくれました。サワークリームと一緒にいただくととてもおいしかったです。私のために、日本では味わうことのできない料理を作ってくださるホストマザーとホストファザーに本当に感謝です。
ビクトリアで感じること
ビクトリアの滞在で、人の暖かさと自然や街の美しさを感じています。自転車ですれ違うたびに微笑みかけてくれる人々や、見ず知らずの私たちを優しく受け入れてくれる高校生、賑やかで微笑ましいホストファミリーと交流する度にビクトリアが好きになります。ここに来るまでは見つけられなかった、日々の至る所に散りばめられている幸せを発見しています。
探究活動 多文化共生について
また、探究活動も捗っています。ビクトリアはまさに多文化共生社会です。異なる文化が入り混じっているのが当たり前であるからこそ、「こうあるべき」という当たり前が存在しないのが素晴らしいところです。環境保全に対しても積極的で、家庭でのごみの分別の仕組みや紙製容器の普及、スーパーのリサイクルボックスや自転車道路の充実した整備に驚かされました。カナダと日本の女性議員の割合の違いにもびっくりです。
同時に日本文化の良さも再発見しています。「いただきます」と「ごちそうさま」はその最たるものです。授業の始めと終わりの挨拶の大切さも感じました。(こちらの学校では挨拶がありません)
残り約半分のビクトリアでの日々を、関わってくださる人々への感謝を忘れずに過ごしていきたいです。そして、与えられた機会を無駄にせず、全力で学び、全力で楽しみます!!