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白堊の翼 8日目

現地時間 3月23(木)
生徒は9:00からの授業に備えて8:30には登校します。今日は早く登校した生徒の話題から。
この時期のビクトリアは、19:00でも街灯が必要ないほど十分に明るく、午後のアクティビティ終了後16:00からでも、生徒は探究活動を行うことができます。ある生徒は、前日のアクティビティ終了後にホストファザーの協力をえて、18:00から現地の方にインタビューを行ったということです。これまでの期間も、生徒それぞれが活動しているのは勿論ですが、それを通した生徒の成長を感じます。

朝の一コマ:満足感、達成感、自信に満ちた表情がすべてを語ります

本日のSocial Issuesのテーマは「海洋汚染:Ocean Pollution」です。海に囲まれたビクトリアにとっては、海洋は貴重な資源です。先日の「気候変動:Climate Change」でも、波力や潮を利用した「Tidal Turbine」が紹介されていました。https://marinerenewables.ca/facts/tidal-energy/

Carr先生の「そもそも海洋ゴミはどこから来るの?」という問いかけで授業は始まります。「道に捨てたごみが川へ、そして海に。そのまま捨てる。洗顔料や洗剤にはmicro plasticが含まれており、生活排水も海洋ゴミになる。」特にも3つ目の回答に、生徒たちは衝撃を受けていました。https://education.nationalgeographic.org/resource/great-pacific-garbage-patch/


続いては、Discussionです。カー先生とのやりとりを通じて、自分の考えを英語で深めていきます。カー先生の話すスピードに生徒も慣れ、メモを取りながら、時には聞き取った単語をスマホで調べながら「学ぶ」姿勢に引率教員の胸が熱くなります。

一問一答ではなく、それぞれの考えを共有し、グループとして海洋汚染改善への思いを強めます


この姿に心が動かされ、おもわず写真をとりました

最後に「朝起きて寝るまでの生活にあるプラスチック」を共有し、プラスチック製品をできる範囲で減らしていく「持続可能な生活」を自分事にしていきます。3R(reduce, reuse, recycle)といいますが、エネルギーやプラスチック使用の「まずは量や数をreduce」するという言葉が印象に残りました。

午後はSidney湾にあるOcean Discovery Centerを訪れます。新種のタコが展示されているということで、カー先生もワクワクしていました。今日は特別に、バスが到着するまでの30分間でバスケットをすることができました。前半は体育館で、後半は屋外のコートで。靴を履き替えないことのメリットです。


white team


UVICお揃いのgreen team 


何事も


全力で

全力バスケット後の眠気に身を委ね、40分ほどバスに揺られて到着です。シドニー湾に生息する海洋生物を展示する水族館のような施設でした。


ヒトデ、ナマコ、イソギンチャクなどに触ることができます


水族館に生徒もワクワクです
カー先生と記念写真

海でつながっている地球。ここカナダ・ビクトリアでも胸が痛みます。


クラゲ漂う美しい海中ではなく
プラスチック袋をクラゲと間違え、カメが食べてしまいます

出入口にそっと展示されているオブジェ。私たちが日常で使用しているプラスチック製品でクジラを模ったものです。午前中の学びが、この体験でより確かなものになりました。

カナダ・バンクーバー在住の17歳の作品


生徒の変化を、成長を感じる日々です


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