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M探(課題研究)全体発表会

 2月25日(月)に、1年間の総合的な探究の時間(M探)の活動成果を共有するM探(課題研究)全体発表会を実施しました。例年は、体育館で実施しておりましたが、今年は会場をトーサイクラシックホール岩手に移し実施しました。

 M探の時間では、生徒自身が自ら「問い」を立て、その問いについて探究します。当日は、普段より本校の探究活動を支援して頂いている3名の助言者をお招きして、各学年代表者の発表を1・2学年全生徒で聴講しました。

1学年代表グループのテーマ
「チャリ通ライフを快適に!」
「色覚異常者の感じる不便とその対策」
「バッグクロージャ―を社会に活かそう」


 「自転車通学時の前かごにどうやって揺れを抑えて弁当を運ぶか?」という問いから、振動問題の解決のため3Dモデルや耐震構造からアプローチして探究しました。今後の展望に期待です。
発表者自身の体験を交えながら、色覚という特性への理解と、色覚補助眼鏡についての現状や必要性について訴えました。
普段よく見ているけれど、名前のわからないアレ、「バッグクロージャ―」の持つ溢れる魅力とリユース方法について調査、探究しました。


バッグクロージャ― これから見る目が変わりそうです

2学年代表グループのテーマ
「漆の新たな活用法の提案」
「高校生でも子育て支援はできるのか」
「そばからつながったコミュニティーを繋ぎ続ける」

「伝統文化の継承×ビジネス」という視点で、浄法寺漆に着目。松沢漆工房さんと連携し、盛岡一高の校章を浄法寺漆や螺鈿細工でアレンジ。とても素敵な仕上がりで、質問コーナーでは「購入したい」という声も聞かれました。今後の展開に期待です。


「高校生にできる子育て支援とは?」という切り口から、高校生主体での子育て支援イベントに取り組みました。試行錯誤を重ね、最終的にイベントは大盛況に終わったそうです。目標達成までの創意工夫と試行錯誤の過程から、多くの学びが得られました。
大好きな祖父母が作り、地域で守る「一のそば」の魅力発信と、地域での文化継承という視点から探究しました。SNS発信、イベント開催、ラジオ出演などなど、発表者の行動力と発信力、そしてそばを愛する気持ちが伝わる発表でした。

理数科代表グループのテーマ
「フェーリング反応で黄色が示されるのは何故か」

フェーリング反応で黄色が示される理由についての研究発表です。普通科の生徒にとってもわかりやすい説明で、何よりも発表者の研究に対する熱意が伝わる発表でした。


 どの発表も探究テーマにかける発表者の熱意あふれる発表ばかりで、見ごたえ、聴きごたえのある発表となりました。

助言者の皆さま
TOLIC代表幹事 片野 圭二 様
TOLIMS代表取締役 片野 友貴 様
ジョブカフェいわて(盛岡という星でベースステーション)  牛崎 志緒様

助言の様子
今後の探究がさらに深まるご助言をいただきました。皆さま、ありがとうございました!


最後に
 今年度、本校生徒のM探へのご協力、ご支援を頂いたすべての方にあらためて感謝申し上げます。今後も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

※探究・STEAM教育推進事業は、岩手県企業局電気事業の収益の一部が活用されています。


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